信為疑

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たまには陰謀論とはほとんど関係のないお話

 長文なので、読むのが面倒な方はN_150458.wav のダウンロードでどうぞ、読み間違えますがそこら辺はご愛敬)


 初日の試乗会は雨と暴風により中止になったので、翌日の試乗会(4月1日)に参加してきた。
 当日は晴れて本当に良かった。自分には110万円の自転車を乗る機会は滅多に無いし、なにより、シブDi2は世界でも特別な自転車であるからだ。


 単刀直入に言って化け物のようなバイクだ。
 久々に真円のチェーンリングを回して酔ってしまったが、その潜在能力の高さは感じ取れた。
 
 特筆するのであればフレーム形状だ。
http://www.specialized.com/ja/ja/bc/SBCProduct.jsp?spid=66410&scid=1101&scname=%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89 

 世の中にはフレームだけで百万単位の自転車もあるが、登りのないコースでシブに敵うフレームはシブ以外に思い当たらない(リカベンドや電動自転車は除く)。
 ちまたのフレームの形状はどこもかしこも似たり寄ったりで、後はもう素材の強度と重量の睨めっこでドングリの背比べをしている状態だった。

 カーボン素材の進歩は日進月歩で、軽くて強度の高い製品が次から次へと登場している。
 Frame Alphaに至っては、380グラムという「持ったら壊れるんじゃね?」と心配になる勢いの重量だ。
http://ax-lightness.de/en/cycling/bike-components/frames/alpha-frame/
 シブフレームの半分近い重量だし、これが最強じゃん! と思う人もいるだろうが、そうはならないのが自転車の世界。(特に平地と下り)

 フレームの重量が1kgを超えることなんて、ロードバイクのラインナップでは少数派である。
 ここまで軽くなってしまうと、重さが半分になりましたとか、10分の1になりましたとか言われても、それはそれで凄いことだけど、体重計に乗ったことのある人であれば、あまり有り難みを感じないだろう?
 たまにカーボン製のボトルゲージに2~3万を注ぎ込むメタボを見かけるが、彼らは、よほどの金持ちか、カーボンボトルゲージマニアか、体重計に乗ったことが無い人なんだと思う。

 剛性に関しても同じだ、「新製法で強度が2割増の繊維ができました」とか、「負荷のかかる箇所を肉厚にし強度が3割増になりました」と言われても、触っただけではわからない。人間の方が遙かに柔らかいのだから。
 今回の試乗会でも、シブの硬さに「脚の方が負ける!」とぼやく人がいたが、正にその通り。
 例え競輪選手の脚でも、安鉄フレームの硬さにすら敵わないのだ。
 膝から下をチタン化して、先端をペダルと溶接すれば実感できるだろう、倫理的に問題があるのなら、長靴のようなビンディングシューズを履いて、中にセメントを流し込むだけでもだいぶ変わるはずだ。

 重量でも剛性でも先が開けないとなれば、あとは空力だ。
 40km/hで自転車を走らせるのに必要な力の80%は空気抵抗を相殺するのに使われている。
 もうここから先は完全に風との戦いだ。
 空気抵抗の一番の発生源は何かと言えば、またしても人間様である訳だが、肩から上を魚人に整形したり、尻にシリコンを入れてカンガルーする前に出来ることがある。
 それに挑戦したのがスペシャライズのシブだ、現在の自転車は技術的には可能であっても、国際自転車協会(UCI)の規定により空力に適した形状の自転車を作れないでいるが、シブはそれを無視したのだ。

 あのUCI規定の中でできる限りのエアロダイナミクスを追求したCERVELO S5でさえ、20ワット強の空気抵抗削減をやってのけたのだ。(40km/hの単独走でのノーマルバイクとの比較)
 規定を無視したとあれば、そわそわせずにはいられない。

 ノーマルバイクというのが何なのか気になるが、S3からのS5の変更点は次のようになる。

1.ダウンチューブを限界までタイヤに近づけ間に発生する乱気流を軽減

2.平べったい水筒で空気抵抗削減

3.1同様にシートチューブをタイヤに沿わせて隙間を減らし乱気流を軽減

4.シートステーとシートチューブの流れをスムーズにすると同時に、リヤブレーキ本体の前方をカバーすることでブレーキ部分の空気抵抗を減らしている。

 これで20ワット以上の節約が成されている、UCI規定で、しかもロードでだ。

 UCI規定を無視したTTフレームはいったいどれだけの空気抵抗を削減しているだろうか?

 シブの幅広フレームは、S5以上に高速巡航に特化した形状であることは間違いない、時給水ボトルまでフレームに内蔵した徹底ぶりからみれば、最低でも35ワットは見込める。
 筆者のスペックで40km/hを出そうとすると245ワットだから、そこから35ワットのアドバンテージを加えると……

 うん、同じ出力で42.1km/h(胴角30度)出せる。
 エアロポジションを取れば45km/h(銅角度15度)だ。(何度も言うが一番の空気抵抗は人間)
 同じエネルギー量で1時間走ったら5㌔の差が付く。
 1時間走ったら5㌔の差が付く
 1時間走ったら5㌔の差が付く

 5分走ったら、視界から消えている

 初めて買いたいと思えるフレームに出会えた。

 これまでの私が自転車に重要視してきたパーツは
1・オーシンメトリックギア
2・ビスタマジックXペダル
3・エアロポジションを可能にするDHバー(電動コンポ必項)
4・タイヤ
5・ホイール
6・靴
7・サドル
8・ブレーキ
9・給水ボトル

 てな具合で、フレームのフの字も眼中に無かった。
 さんざん金と時間をかけて軽さと硬さしか進歩しないパーツには欲情しなかったのだ。
 サーベロS5の空力、それ以上にロードのくせにスーパーエアロな異端性には驚愕したが、その時には既に電動コンポを搭載したTTバイクに心奪われていたので、触手は動かなかった。
 ではTTバイクではどうかというと、実はどれをみても似たり寄ったりで、とりあえずジャイアントのTRINITY ADVANCED SL 0が空力とカスタマイズ性で抜きに出てるかなと思ったくらい。
 そこに現れたのがシブ、非常に高い空力性、カスタマイズ性、他社では真似できない給水システムを搭載した超異端児。

 UCI規定に縛られた中での形状変形や、ドングリの背比べの硬くなった軽くなったではそうそう追いつけないポテンシャル。
 もうゾッコンです。

 不安要素としては次世代電動コンポに対応できるかどうかだが、スタッフに聞いたら「勘弁して下さい!」と言われてしまった。結構大がかりな変更らしいので、1年くらいで出てしまうなら待ちたい。金ないし。
 あとはパイプ内蔵式の給水パックの味が気になったので「試飲させて下さい」と頼んだが、丁重にお断りされてしまった。
 味に自信がないのだろうか。
 給水パックは3150円なので、スペシャ系列店で購入して飲んでみようと思う。
 水にプラスチック臭が溶け込むようなら使い物にならないので、パックを加工するなどして対処方を探すことになるだろう。
 ボトルを外付けすることだけは避けたい、エアラインが木っ端みじんになるからだ。

 次に困るのがベルやライト、ナビゲーションシステムの設置場所だ。エアロハンドルは丸みが殆どないのだ。
 そこらへんは知り合いの鉄筋工と相談することにしよう。現段階ではナビはDHバーの間に挟む予定。

 

 試乗会に参加することで心の準備が出来た。

 スタッフに聞きたいことは全て聞けた。
 乗りたい機体も10㌔ほど試乗できた。
 朝飯食べずに手ぶらで来てしまったため、会場でボルビックの美味しい水とエネルギーバーを頂戴した。
 帰りは荒川サイクリングロードを35㌔ほど下り公道を15㌔で帰宅。そのままリュックサックで市場へ行き無農薬野菜を買って家にいったん戻り、市場で買った芋をオーブンにかけ、近所のスーパーへ水を汲みに行く。
 帰ったら焼きたての芋と煮干しを食べてシャワー浴びて床につく。

 シブが脳内を駆け巡っていた。
 これをこうしよう、ああしよう、ウキウキが止まらない。
 と、思ったのもつかの間。試乗会で食べたエネルギーバーが腹に当たったようでグロッキーモードへ突入。
 一口くらいなら大丈夫だろうとタカをくくっていたのが甘かった。チョコバー並に甘かった。
 それから丸一日は解毒作業に追われることとなたった。
 こんなものを食べながらトレーニングをするだなんて、無理でなくとも無茶である。

 やはり一番の足手まといは人間だ、自転車は日々進歩しているのに何年もの昔の選手の記録がなかなか破れないでいる。
 強くなりたいのであれば、多くのスポーツ選手が抱えるこの問題を今一度真剣に考えるべきだ。
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テーマ:試乗レポート - ジャンル:車・バイク

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