信為疑

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子供達に差別を強要したらどうなるか…… カナダの小学校が行った実験

2007/11/02

 ドラえもんを観ようとTVをつけてみると、NHK教育で興味深い番組が放送されていた。

 それは、子供達に人種差別の理不尽さを伝える為に行われた特別授業のドキュメンタリー。

 概要を掻い摘んで記してみる。

 1960年代から英米で行われた研究がある。
 アメリカの小学校教師がクラスを「青い目と茶色い目」にわけて、人種差別の理不尽さを伝えるというものだ。
 (当授業も、1988年にドキュメンタリーとして放送されている。)

 今回、特別授業を行ったルブラン先生は、それをモデルとして、保護者や教育機関から許可を得て実験に取り組んだ。

 初日、ルブラン先生は子供達にエセ科学の本を読ませ「134センチより背の低い子は優秀。そしてこれは科学的根拠に基づくものだ」と説明し、背の低い子達が常に優遇されるべきであり、背の高い子達を差別する理由とした。

 最初、背の低い子は眼を輝かせた。
 逆に、背の高い子は顔をしかめた。

 背の高い子は赤いエプロンを着せらる。先生は事あることに背の高い子を背が高いという理由で非難し、背の低い子を背が低いからという理由で褒めた。
 普段は優秀な子でも、抑圧されることで疑心暗鬼になり普段の調子が出せず簡単な問題が解けなかったり、攻撃的になる子もいた。

 他にも先生に真似て差別を始める背の低い子、
 背の高い友達の前で戸惑う背の小さい子、
 疑問に思う生徒もいた。「背の高い子でも優秀な人はいる、背の低い子でも優秀でない子はいるじゃないか」と、だが、先生に身長の差で優秀の善し悪しが決まる科学的根拠があると力説されると反論できなかったのである。
 それでも疑問に思った子が教頭に告げ口すると話していたが、実行には至らなかった。

 翌日、ルブラン先生は生徒達に昨日の差別は実験だったと暴露する。
それを聞いた少年達の顔は表現しがたいものだった。

 先生が昨日の差別について子供達に訪ねた。
 差別をする生徒も、された子供も、差別は嫌だと言った。

 先生は話を続けた、「だけど、実験は間違っていた、この国を引っ張っている背の高い人たちに怒られた、先生はその背の高い人と優秀さを競って負けた、本当に優秀な人は背が高いのです」と

 立場が逆転する

 背の高い子は反撃するかのように、あっという間に差別がまかり通っていた。

 先生が休み時間終了の合図を告げると、普段は校庭で遊んでいた生徒は一列になって並ぶのに、誰も指示していないのにもかかわらず、背の高い列と背の低い列に別れて並んだ。

 このドキュメンタリーの最後は、実験の出来事を反省や悔い改めのようなインタビューで幕を閉じた。

 率直な感想としては、子供達の返答速度に驚いた。上手に編集してあるのかもしれないが、とにかく早く、的確である。
 生徒の誰もがカメラの存在を意識している。
 先生の問いかけもなく、カメラもなかったら、子供達はどうしたのんだろう。
 最後に、優秀でないことは差別の対象にならないのかと感じたのは私だけだろうか?


 当作品は、教育番組の国際コンクールで最優秀賞を受賞している。

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